12/10 1日目
セッションⅢ-1:障がい者支援(会議室D)
Ⅲ-1-1 「認知症の人の行動・心理症状を理解するための経験拡張行動シュミレータの実現に向けて」
○藤田真浩・長尾貴正(静岡大)・上野秀樹(静岡大/海上寮)・玉井 顯(敦賀温泉病院)・石川翔吾・竹林洋一(静岡大)
認知症の人が起こす苛々や大声、暴力等の行動には、「やれることは自分でやりたいけど
うまく言葉で伝えられないからやらせてもらえない」等色々な背景があるのでそれを我々が理解できるようなものを用意する。
→認知症を理解して啓発させるためのシュミレータ(理解するための情報コンテンツ)
どうやってBPSD(認知症に伴う徘徊や妄想・攻撃的行動・不潔行為・異食などの行動・心理症状のこと)を表現するのかが課題
→子供の発達行動を利用する事で解決できるのでは?を検証
セッションⅢ-2:コンピュータビジョン(会議室D)
Ⅲ-2-4 「人の視界を表示するウォークスルー」
○渡邉俊哉・渋沢 進(茨城大)
複数の全方位カメラをつかってウォークスルーを作る
店内での顔方向(視線)を調べる
→犯罪者が犯罪行動をとるときの視点を監視者に体験させる事で犯罪の抑制を
顔の位置、顔の肌色領域(背景差分)で顔の方位を見る(対象者1名。動線もとれる)
課題
・カメラから遠いと認識ができない
・環境光に影響される
・カメラ方向へ体が向いているとき以外での顔方向取得は微妙
セッションⅢ-3:集団行動(会議室D)
Ⅲ-1-1 「集団行動解析のための歩容意図コーパス」
○波部 斉・木戸出正継(近畿大)・鷲見和彦(青学大)・八木康史・満上育久・梶原光平(阪大)・青木菜々美(青学大)・園部信隆(近畿大)
集団行動をしているときのそれぞれの人の役割
→身振り手振りで分かる?
歩容から集団意図をよみとるのが目的。センシングについてはふれずに、まずはコーパス(コンピュータによる検索が可能になっている大量の言語データ)を作る
リファ:「人物動線データ群における逸脱行動人物検出及び行動パターン分類」
鈴木 直彦,平澤 宏祐,田中 健一,小林 貴訓,佐藤 洋一,藤野 陽三
誌名:電子情報通信学会論文誌 D Vol.J91-D No.6 pp.1550-1560
発行日: 2008/06/01
Online ISSN: 1881-0225
Print ISSN: 1880-4535
論文種別: 論文
専門分野: パターン認識
内容:画像センサ・GPS・レーザレーダなどから得られる移動体経路情報に基づいた状況理解として,各種センサから得られる人物動線データ群からの逸脱行動人物検出及び行動パターン分類を行う手法の提案を行う.提案手法では,HMM(Hidden Markov Model)を用いてモデル化した人物動線データを低次元空間上に射影し,クラスタリング及び外れ値検出に基づいて逸脱行動人物検出及び行動パターン分類を行う.また,過去に得られた人物動線データ群の検索とリアルタイム検出した人物動線データの識別を行うためのスキームも同時に提案する.実空間で得られた人物動線データ群を用いた検証を行い,提案手法により有効な結果が得られることが分かった.本論文の提案手法は,セキュリティシステム・マーケティング分析などへの応用が考えられる.
実験
短時間の集団行動状態(未来館での展示の様子を1分程度)をビデオを使って見てみる。
その後アンケートでどんな集団(家族とか)なのか?等を聞く
→選択式アンケートのための選択肢を絞り込むため、最初は自由形式でのアンケート
役割の例
・リーダー
・情報収集
・主人公(子供とか)
・傍観者
・その他
展示室内でどの展示を見るか決める(←ここが知りたい!)
軌跡と指さし方向のアクションを利用してコーパスを作る
HCGシンポジウム招待講演(プラザホール)
「海のこころ、森のこころ~こころの起源に迫る比較認知科学~」
○友永雅己 (京都大学霊長類研究所)
人は、色々な物の画像を散りばめた画面の中から人の顔画像だけの物は他のものよりも何故か見つけやすい(カメラ目線のひとの顔を見つけるのも簡単)
ではそれはチンパンジーでも同じなのか?
→同じだった
そしてバナナの写真も何故か見つけやすい
→腹減ってたわけではなく、色のせいであると思われる
しかし、今度は人の顔の画像を倒立させて同じように探してみると反応が遅れる
バナナの場合は倒立しても変わらないが、色を変えると同じく遅れる
↓
物によって見分け方を変えている!
また、顔に似た建物等の無機物画像の場合でも(目、鼻、口がちゃんと顔見たく並んでいれば)見つけやすくなる(同様に、倒立させたり半分から切って横にずらしても分かりにくくなる)
↓
顔っぽい建物の画像だと横に並んだ目の位置が大切な要素になるかもしれない
Fat face illusion
→顔を倒立させて見てみると正立と比べてスリムに見える
[browser-shot url=”http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/nisshin_kao2010.html”]
参考
Jastrow illusion
→縦に並べたものだと上の方がスリムに見える
12/11 2日目
MVE企画セッション(プラザホール)
「マルチスクリーン連携技術の現状と未来」4人の登壇。タイトルはわからん
1番目:苗村健氏(東京大)
・ルミサイトテーブル
[browser-shot url=”http://news.mynavi.jp/articles/2004/08/14/siggraph1/002.html”]
・MRsion Case
→色々な方向から見たくなる展示
・Hand-rewriting
→paper based なんとか
[browser-shot url=”http://jp.diginfo.tv/v/12-0200-r-jp.php” width=”600″]
・複製でも拡張でもない画面共有(SHelective)について
Inter-personal Browsing
web画面の共有(検索結果とか)
共同でwebを使って調べ物するときとかに使う。見ててもいいよってものだけを共有
→見たい情報の画面をタッチすると自分の端末にそのデータをもらえる(Ctrl+タッチ)
共有のための拡張画面はiPad
Inter-Personal Browsing:ブラウザ拡張機能による実世界指向情報共有
著者名:野村 浩気,橋田 朋子,苗村 健
著者所属: 東京大学工学部
東京大学大学院情報理工学系研究科
東京大学工学部/東京大学大学院情報理工学系研究科
論文抄録: 本稿では,複数人で協調・分担して問題の多角的解決や創発的作業に取り組むグループワークにおいて,情報の収集・共有を円滑に行うシステムについて検討する.具体的には,グループでのウェブ検索活動に対象を絞り,private/publicという観点から効率的で円滑な情報提示を実現する手法として,ブラウザ拡張による実装と実世界指向インタラクションのデザインを行った.特に,あるユーザの検索結果を共有し,他のユーザがその情報を転送して得るための手段として,Push型とPull型の仕組みを提案し,実験を通じてその有効性を確認した.
雑誌名: 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻: 2012-EC-23
号: 7
ページ: 1 – 6
発行年: 2012-03-19
2番目:有安香子氏(NHK)
番組のこと
テレビと一緒に何かをする
オーディオフィンガープリント(コンテンツのバイオメトリクス. −フィンガープリント技術)
ソーシャルテレビサービス
teleda vod+コミュニケーション
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口コミ(評価コメント)や番組推薦機能で番組盛り上げたい
→ドキュメンタリー、ドラマを多く見ているひとは評価コメントを残さない傾向にあることがわかった
また、オススメ機能で推薦されたものより他人の評価が高い番組の方が再生回数が多い
3番目:瀬古俊一氏(NTT)
災害のときの
ネットが繋がらないと情報がどことも繋がらない。
↓
サイネージと手元端末を連携させる事で解決させよう?
→サイネージ付近に人が滞留しすぎて画面が見えずってのを解決させる
使い方は平常時でもクーポン取得とかでサイネージとの連携を使わせる事で慣れさせる
レジリエント情報流通
新たにアプリとか端末とかをユーザが余分に用意しないでいいようにHTML5を使って端末とサイネージを繋げる
避難所間での情報共有(※ルータ、LAN内にwebサーバが存在する事が現状の条件)
4番目:山口德郎氏(沖電気)
サイネージ連携
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認識センサ付きの公共ディスプレイとスマフォのペアリング
端末→ディスプレイの連携だとジェスチャーとか利用者に特別な行動を求める
嗜好に合わせたサイネージ
→自分が欲しい広告を、スマフォをリモコン代わりに使って表示させるサイネージを選ぶ
→選んだらその広告の更に関連情報がみられる
応用
タイルドディスプレイ
ベゼル使って画面の一つを個人的にプライベート利用する
12/12 3日目
セッションⅡ-7:ユーザインタフェース(会議室A+B)
Ⅱ-7-3 「大型公共ディスプレイ上へのプライベート情報提示方法の検討」
○飯塚重善(神奈川大)・内藤 航・郷 健太郎(山梨大)
公共ディスプレイをインタラクティブに、プライベートに使う
関連研究
Daniel Vogel ディスプレイのプライベート利用
「Interactive public ambient display: transitioning from implicit to explicit, public to personal interaction with multiple users」?
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大型公共ディスプレイで安心して情報を使える情報環境を目指す
想定利用シーン
駅にある公共ディスプレイに携帯端末に表示してあった地図を表示させるとか
スマフォをサイネージにかざす→サイネージに地図が表示される→スマフォをサイネージにかざす→スマフォにサイネージに表示したデータが返ってくる
実験
大学のロビーにディスプレイを置いて軌跡の変化を観察する
→ディスプレイ無し、ディスプレイのみ、ディスプレイ+有人での設置評価した結果、ディスプレイを置いただけで人の動線が変化し、無し~有人に状態をうつすにつれてディスプレイに近づく軌跡が増えた。なお、軌跡の評価は、ビデオ内特定領域に50cm四方のグリッドを想定してどこのブロックに入ってるかを視聴で調査。
公共ディスプレイで表示可能なプライバシーレベルをユーザが予め設定しておいてそれに応じたものだけを表示できるようにしたらいいのではないかという提案
リファ:「」
○飯塚 他 2007
危険度提示システム
自分の発表について
UbiCodeへの質問
Q.裏にQRコードじゃなくて別のコンテンツを使ったら?
Q.どうやって裏に広告の裏にコードがある事を知るの?
Q.サイネージのどこにコードがあるのかを体験者は迷わなかった?
Q.?
意見:フィルタを携帯ストラップにつけることでUbiCodeに使えたり、携帯カメラで逆光のとき撮影するのに使ったりするのもいいかもしれないですね。