みなさん、こんにちはー。
白井研究セミナー3年の鈴木翔偉です。
前回のセミナーでは、各自年度ごと調べてきたIVRC作品を紹介しあいました。
今日は、私が調べた年、1996年、2001年、2014年の中から面白そうだと思った
作品を紹介していこうと思います!
私が興味を惹いたIVRC作品の紹介
まず一番面白いと思ったものは、IVRC2014年総合優勝作品
『チャイルドフード』 シャピニオン /筑波大学
IVRCArchive:ivrc.net/archive/childhood2014/
この作品は、子供の視点になれるシステムと子供の手の大きさや触覚を体験する装置をユーザーに提供していました。
子供の視点になるというのは大人ではもう体験できいもので、実際に体験すれば単純に面白そうだと思いました。
しかし、この作品には子供を意識したユニバーサルデザインの促進といった社会的に役立つような要素も盛り込まれているので、私もこのような誰かの役に立つような作品を作りたいと感じました。
次に私が興味を惹かれた作品は、IVRC1996年岐阜VR大賞受賞
『空も飛べるはず?』PCS / 木更津工業高等専門学校
IVRCArchive:ivrc.net/archive/%E7%A9%BA%E3%82%82%E9%A3%9B%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%81%AF%E3%81%9A%EF%BC%9F1996/
この作品は「面白い」というよりも「やられた」って感じでしたね。
やはり誰もが一度は考える「自分の力で空を飛びたい!」ということを見事に再現していると思いました。
この作品をもう一度現在の環境でHMDなど使用して作り直したら没入感はすごいと思います。
最後に私が興味を惹かれた作品は、IVRC2014年の作品
『ワイヤレス糸電話』 大西軍団 /神戸市立工業高等専門学校
IVRCArchive:ivrc.net/archive/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%B3%B8%E9%9B%BB%E8%A9%B12014/
この作品は、タイトル通りワイヤレスで糸電話をしようという作品です。
私が、最初にもった感想は「スマホとか固定電話でいいじゃん」です(笑)。
しかし、この作品の良い点はより豊かなコミュニケーションを提供する点です。
糸電話で伝えられる情報は音だけでなく、糸を引っ張る力があります。この情報が加わるだけで、お互いが離れていてもまるでそこに本人がいるような感覚が味わえると思いました。しかも、糸電話の欠点である距離もワイヤレス化で解決しています。
このような、人を楽しくするツールの開発も面白いなと感じました。
以上で作品紹介を終わります。
また、次の機会で会いましょう~。